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エックス線写真に写る影

 エックス線写真の黒い影をみて,「この黒いのは病気ですか?」と聞く患者さんがいます.もちろん,わからないことはどんどん聞いてください.良い歯科医師は質問に対してわかりやすく説明してくれます.では,エックス線写真に写る影は何を示しているのでしょうか.....その周囲にくらべて骨がないことを意味しています.エックス線写真では,骨,歯,金属などの硬いものが写ります.影になっている部分は,その周囲にくらべて歯や骨がないことを意味しているのです.

 では,考えてみてください.すごく大きな病変が骨の中にあったとします.しっかりした治療を受け,その病変が治っていく過程でエックス線写真を撮影したら?.....そうです,まだ影が残っているかもしれません.影=病変というわけではないのです.

 私たち歯科医師は,様々な診査をします.患者さんが来院したら,まず問診.いつどこでどのような治療を受けたのか?痛みや腫れはいつからなのか?そして,お口を開けてもらって,目で見る視診,指で触る触診,歯をたたく打診,歯周ポケット診査,そしてエックス線写真撮影というように,様々な診査を行い,それらの結果をすべて総合して診断を下すのです.エックス線写真で影があっても,治療したのが数ヶ月前であり,現在腫脹や排膿というような明らかな炎症所見がなければ,炎症がそこに存在するという確定診断には至りません.確定診断に至らないので経過観察をしていたら,患者さんの訴えている痛みは別の歯だった,などということもあります.

 しっかり診断する力.実はこれがとても大切です.診断は先生によって変わることがあります.先生の診断をよく聞いてください.今はセカンドオピニオンをとることもできる時代です.セカンドオピニオンをとる時には,それまでの資料が必要です.セカンドオピニオンをとりたいので資料を貸してください,と言う勇気も必要かもしれません.私達は喜んで資料を提供しますし,セカンドオピニオンにも対応いたします.



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更新日:2010年11月01日

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