顕微鏡を使用した歯内療法など無痛治療で抜歯をしない歯科治療は四谷の澤田デンタルオフィス

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歯内療法専門医の医院情報,活動報告,そして歯内療法に関する最新情報を発信しています.

マイクロエンド その2(達人の技)

昨日お話した症例ですが,
今は顕微鏡があるので,あの細い根管にも適切な処置が行えます.


でも,私が大学を卒業した頃,20数年前は,
顕微鏡なんてありませんでした.

私に歯内療法を教えてくれた先生達は,
この治療を肉眼でやっていたのです.

いやぁ,達人の域に達していますね.


私は達人ではないので,今では顕微鏡なしでは治療ができません.
毎日,ずっと顕微鏡をのぞいて治療をしています.


マイクロエンド,これからはこの時代です.
顕微鏡をみて,確実な治療を行いたいものです.



更新日:2010年12月24日

マイクロエンド

先日の症例についてお話します.


上顎大臼歯の根管があかず,コンビームCTを撮影して,
本来の根管の方向や彎曲の状態を精査しました.

CT上で根管は石灰変性しており,
本来の根管は閉塞しているような状態です.

当院のCTは0.125mmの解像度ですから,
理論上,それ以上細い根管は検出できないことになります.

もっとも,私たち歯科医師が通常使うファイル(針のようなもの)の
細いのが0.1mmの直径ぐらいですから,
それ以上細い分岐(実はこの分岐が無数にあります)には
器具が入らないことになります.

この症例でもCTで根管は認められなかったので,
「これは器具の限界かな」と考え,
患者さんにも「そこから先は薬で消毒し,
もし再発するようなら外科処置の適応になります」
と説明し,治療を開始しました.



すると,......

歯根の中央部を顕微鏡下で精査したとき,



みっ,見えました....根管の痕跡です.


(Leica M320でみた根管内)

矢印の部分が狭くなった主根管です.
直径にして,0.08mmです

コンビームCTでも検出できなかった根管ですが,
顕微鏡下でやっと見つけられました.




さて,ここからが大変です.
見つけられたものの,患者さんの奥歯の歯の中,
そしてさらに根の先のほうにあるわずか直径0.08mmの穴に,
器具を入れてキレイにしなければなりません.....
文字通り「針の穴を通す」仕事です.

結局,この根管の拡大に予約1回分,
1時間半を要してしまいました......汗;;

でも,価値はありますよね.
これでこの歯を残せる可能性がグッと増えたわけですから.




というわけで,歯内療法専門医は毎日こんなことをしながら,
皆さんの歯を一本でも多く残すべく,努力をしています.


更新日:2010年12月23日

ライカの実体顕微鏡

開業当初から当院での治療には実体顕微鏡(マイクロスコープ)を使用しています.

顕微鏡を使った歯科治療もだんだん普及し,
日本でも多くの先生が治療に取り入れてくれています.

顕微鏡も各社から様々なものが発売されており,
低価格でも手に入るものもあり,
また高性能のものもあります.



今年の春,Leicaから新しい顕微鏡が発売されました.
これは高性能の分野(つまり高価格)ですが,
あのLeicaがはじめて歯科用として作った顕微鏡です.

もちろん,レンズはLeicaですから問題ありません.
そして,歯科用ということで,
顕微鏡の中に必要なものをすべて組み込んでしまいました.

変倍機構やフィルターの変換はもちろんですが,
録画装置まで組み込んでしまったのです.

これは画期的です.

今までは長いコードを診療室に這わせて,
DVDデッキなどで録画していたのですが,
それが顕微鏡の中で行えるのです.

多少高価格でも,録画装置にかかる費用を考えると,
けっして高くはありません.


春先に発売され,多くの先生が購入されたそうですが,
実はいくつか問題点もありました.
Leicaの責任者や技術者が何度も来日し,
改善点を話しあい,先日新たなバージョンアップが行われました.

これで益々良い顕微鏡になったと思います.
より良いものを提供しようという努力,
企業のこういう姿勢って大切ですよね.

そして,そういう機器を使って,
より良い歯科治療を提供していきたいと,
我々歯科医師は考えています.





更新日:2010年12月22日

抜髄後の打診痛

先日,次のようなメッセージをいただきました.

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私は、歯科衛生士ですが、抜髄後の打診痛がとれない患者さんが多くて困っています。
何か良い方法や貼薬を教えて下さい!
ドクターもどうしたらいいのか分からないって言ってる現状なのです。
このままでは、お金を頂いている患者さんに申し訳なくって!
-------------------------------------------------------------------------------

さて,17日のブログでも書きましたが,
打診痛の診断は難しいのです.

でも,この問い合わせのように,歯科医院内でいつも抜髄後に打診痛が残るとしたら
やはり何か原因があるのではないか,と考えるべきでしょう.

考えられるのは,おおざっぱに分けて2つです.

1つは,細菌感染です.
(おそらく大部分はこれではないかと思います.)
抜髄処置というのは,歯髄に入り込んだ細菌が,
歯周組織に広がらないように予防処置として行うものですが,
もし術中に感染させているようであれば,
根尖には細菌感染による炎症が出来てしまいます.
これが打診痛の原因となります.

まず,自院の滅菌や術中の感染予防対策(ラバーダムなどなど)を考えてみて下さい.

2つめは,知覚神経の過敏化です.
抜髄の痛みを長く我慢していたような場合に起きます.
痛覚を司る神経系の閾値が低下してしまっているため,
抜髄によって感染源を除去したあとも,
痛みだけが残ってしまう,というパターンでs.

こちらはそう簡単に治りません.
生体の治癒を待つしかないこともありますので,
長期戦になることを覚悟しなければなりません.


さて,ご質問の衛生士さん,
貴院で思い当たることはありますか?
あれば,1つずつ解決してみてください.
患者さんの術後痛がなくなることをお祈りしています.



更新日:2010年12月21日

打診痛

歯の診査にはいろいろな種類があります.

歯をたたいて痛みを感じるかどうかを調べるのが,
打診痛の診査です.

打診痛は客観的な判断が難しいため,
診断が難しい診査の一つです.

たとえば,軽~くトントンとたたいただけで「イタイ!」
患者さんが顔をしかめるのであれば,
当然打診痛(++)ということになるでしょう.

でも,根管治療中の歯をトントンと上からたたき,
隣の健全な,しかもちゃんと咬合している歯と比べて,
「どうですか?」と聞かれたら,「最初の方が変です.」
と答える患者さんもいるでしょう.

この場合は打診痛(+)でしょうか?

治療中であれば,ある程度の違和感があっても不思議ではありません.
隣の健全歯と全く一緒にはならないこともあります.

けがをして,外科に行き,縫合などをしてもらったら,
そこはしばらく痛みますよね.
歯の治療も同じです.特に根管治療は外科処置ですから,
治療中の歯をたたけば,多少なりとも違和感はあるはずです.


私は患者さんに,こう説明しています.
「根管治療中はしっかり噛めるようになっていないので,
根管治療終了後,噛み合わせ(咬合)を回復し,
しばらくリハビリも必要です.
リハビリをしていくうちに噛めるようになれば,
問題はありませんから,ちょっと様子をみましょう.」

という具合です.

長期に噛まない(噛めない)状態で,
根管治療を続けた歯は,すぐに元通り噛めるようにはなりません.
あわてず,ゆっくり経過をみていくのも重要だと思います.


もちろん打診痛(++)であれば,それは何らかの問題が解決されていないわけですから,
さらなる診査と治療が必要だということになります.



打診痛なのか,打診に対する違和感なのか,
線引きするのは難しいですが,
歯科医師はこのようなことを考えながら診査や治療にあたっています.

さて,皆さんの歯はどうですか?
治療中の歯は,たたくと「イタ~イ!!」と感じていますか?
それとも,「何となく違和感がある」という程度でしょうか?



更新日:2010年12月17日

「歯を残したい!」という気持ち

当院にいらっしゃる患者さんの共通点は,
「歯を残したい!」という気持ちです.

もちろん,「歯を抜きたい」という患者さんはいないのですが,
「やむを得ず抜く」というのが患者さんの本音だと思います.

先日来院された患者さんも,
「今まで歯を抜いて,インプラントもして,
かなり苦労した.この歯はなんとしても残したい」
とおっしゃっていました.

「もうインプラントはできだけ避けたい,
残せるなら残したい」という気持ちなのです.

私達歯科医師も歯は抜きたくありません.
シンケイも取りたくありません.
歯を削りたくもないのです.

むし歯になってしまい,やむを得ず歯を削り,
やむを得ずシンケイを取ることになるのです.

「歯を残したい!」という気持ちは歯科医師も一緒なのです.

歯を残す専門医,それが歯内療法専門医(Endodontist)です.
抜く前に一度相談してみてはいかがでしょう.





更新日:2010年12月14日

歯科医師の治療

歯科医師は,自分の歯の治療ってどうしていると思います?


みんな歯が良い?......残念ながらそうはいきません.
かくいう私も,抜髄した歯が2本あります.

大学にいた頃,原因不明の痛みに襲われ,
(多分,どこかに亀裂があったのだと思います)
医局の先輩に抜髄処置をしてもらいました.

4年前には,Inが脱離し,院内でレジン充填をしてもらいました.

だいたい,こんな感じで,
自分の院内などで治療してもらうのがほとんどだと思います.




でも,院内に他の歯科医師がいなかったら?
とても難しい治療で,院内でできない治療だったら?

休みの日に別の医院に行き,治療を受けることになります.


当院には,歯科医師をはじめ,歯科医療関係の方がよく来院されます.
先日,ちょっと人数を数えてみました.
約50名の歯科医師が治療に足を運んでくれていました.

開業から9年目ですから,年間5人ぐらいですね.
そんなに多くはありませんが,
自分の歯が痛くなり,根管治療が必要になった先生が,
休みの日にわざわざ治療に通ってくれるのですから,
こんなに嬉しいことはありません.

実際には,歯科医師のご家族や友人なども多数来院されています.
ありがたいことです.

これからも,その信頼を裏切らないよう,
誠実な診療を心がけていきたいと思います.

当院のモットーは,「信頼と誠実」ですから.


更新日:2010年12月08日

誰でも治せる歯内療法

ここのところ忙しくて,ブログの更新ができませんでした.

さて,タイトルの「誰でも治せる歯内療法」ですが,
2007年にクインテッセンスから出版した歯内療法に関する本です.

もう一人の歯内療法専門医である吉川剛正先生と一緒に,
わかりやすい歯内療法の本,を目指して執筆しました.



歯科の業界では,1000部も売れればベストセラーと言われるそうですが,
この本は再刷を繰り返し,トータルで5000部を超すほど売れたそうです.

執筆するのは大変でしたが,これだけ多くの先生方に見てもらえるということは,
私達にとっても幸せなことです.
患者さんの中にも,「買って,読みました」という人がいるのは驚きでした.

そして,手に取って下さった先生方により,
日本の歯内療法がより良い方向に向かっていると
我々は信じています.



更新日:2010年12月07日

歯内療法専門医にかかるということ

米国の歯科では専門医制度が成熟しています.

専門医は一般歯科医師(General Practitioner)から難しい症例を依頼され,
自分の専門分野の治療だけを行い,
治療が終了すれば紹介元の歯科医院で治療を継続してもらいます.

このスタイルにはとても良い面があります.歯科医師がお互いの治療を評価することができるのです.

例えば,歯内療法専門医が治療を行えば,
その報告書を紹介元の歯科医師宛に送ります.
医療ですから,全ての症例で良好な予後を得られる訳ではありません.
歯の状態により,その後の治療にリスクを伴うこともあります.
そのようなことを含めて報告するわけですが,
それをチェックするのはプロの歯科医師です.
治療内容については厳しい評価が入ります.

また,歯内療法専門医も予後をとるために術後定期チェックを行います.
定期チェックをする際には,紹介元で作成したかぶせものの状態もチェックします.
むし歯になっていたりすれば治療した根管内が再感染してしまうわけですから,
かぶせものの状態を診査するわけです.
当然,歯内療法専門医もプロの歯科医師ですから,その精度などははっきり分かります.

お互いの治療内容をチェックすることにより,
良い意味での緊張感がうまれ,治療レベルも上がっていくわけです.



一般の患者さんは歯科医院でどのような治療が行われたのかわかりませんよね.
でも,歯科医師がお互いに治療内容をチェックしあうことにより,
患者さんにはベストの治療が提供されることになるのです.
複数の歯科医院に通わねばならないというデメリットがあるのは事実ですが,
それを補ってもあまりあるメリットが専門医の治療を受けることにあると思いますが,いかがでしょう?

患者さんのためにもなり,そして我々歯科医師のレベルアップにつながる.
これが専門医制度の大きな利点の1つだと考えております.


専門医への紹介を快くしてくれる歯科医師,
それは自分の治療に自信をもって誠実な治療を行っている証しでもあるのです.
そして我々専門医はそのような先生方とともに,
最高レベルの治療を患者さんに提供しているのです.


更新日:2010年11月23日

エックス線撮影装置

 今日,ある患者さんから「設備というのも大切なんですね」と言われました.その方曰く,「技術の方が大切だと思っていましたが,以前の医院で撮ったエックス線写真ではよくわからなかったものが,紹介元の先生のところではよくわかりました.そして,先生の医院ではもっとよくわかりました」ということでした.

 当院のエックス線装置は,昨年入れ替えを行い,すべてデジタル化しました.低被曝になっただけでなく,撮影したエックス線写真をモニタ上で拡大したり,コントラストを変えたり,白黒反転させたり,様々なことが可能です.患者さんへの説明も,小さなフィルム上で説明するより,大きなモニタ上で,マウスのポインターを動かしながら,必要であれば線なども書き込みながら説明することにより,患者さんの理解度は高まるようです.

 でも,撮ったエックス線写真を読影できなければ意味がありません.歯科医師には,しっかり読影する能力が必要なのです.「えっ,そんなのみんなできるでしょ」と思われるかもしれませんが,やはりトレーニングが必要なのです.せっかく撮影しても,それを十分生かす歯科医師の能力があってはじめて装置が十分な力を発揮するのです.

 私が留学していた米国ペンシルベニア大学の歯内療法学教室では,毎週水曜日の夕方,教室員の全症例を大写しにして,みんなで検討する会がありました.そこでイヤというほどエックス線写真を診ていると,自然に歯の立体像が頭の中に構築できるようになるのです.大切なトレーニングです.

 装置も大切ですが,それを生かす歯科医師の能力,そして技術,これらがあってはじめて患者さんに最先端の医療を提供できるのだと考えています.やはり日々の研鑽が大切,ということでしょうか.



更新日:2010年11月05日

エックス線写真に写る影

 エックス線写真の黒い影をみて,「この黒いのは病気ですか?」と聞く患者さんがいます.もちろん,わからないことはどんどん聞いてください.良い歯科医師は質問に対してわかりやすく説明してくれます.では,エックス線写真に写る影は何を示しているのでしょうか.....その周囲にくらべて骨がないことを意味しています.エックス線写真では,骨,歯,金属などの硬いものが写ります.影になっている部分は,その周囲にくらべて歯や骨がないことを意味しているのです.

 では,考えてみてください.すごく大きな病変が骨の中にあったとします.しっかりした治療を受け,その病変が治っていく過程でエックス線写真を撮影したら?.....そうです,まだ影が残っているかもしれません.影=病変というわけではないのです.

 私たち歯科医師は,様々な診査をします.患者さんが来院したら,まず問診.いつどこでどのような治療を受けたのか?痛みや腫れはいつからなのか?そして,お口を開けてもらって,目で見る視診,指で触る触診,歯をたたく打診,歯周ポケット診査,そしてエックス線写真撮影というように,様々な診査を行い,それらの結果をすべて総合して診断を下すのです.エックス線写真で影があっても,治療したのが数ヶ月前であり,現在腫脹や排膿というような明らかな炎症所見がなければ,炎症がそこに存在するという確定診断には至りません.確定診断に至らないので経過観察をしていたら,患者さんの訴えている痛みは別の歯だった,などということもあります.

 しっかり診断する力.実はこれがとても大切です.診断は先生によって変わることがあります.先生の診断をよく聞いてください.今はセカンドオピニオンをとることもできる時代です.セカンドオピニオンをとる時には,それまでの資料が必要です.セカンドオピニオンをとりたいので資料を貸してください,と言う勇気も必要かもしれません.私達は喜んで資料を提供しますし,セカンドオピニオンにも対応いたします.


更新日:2010年11月01日

根管治療の成功率 その2

 前回,根管治療の成功率について書きましたが,多くの方が読んでくださったようです.そこで,今回はその続きです.

 私の根管治療の成功率について,2006年と2007年の治療成績を分析してみました.(詳細はクインテッセンス2010年8月号特別座談会「エンドからの逆襲!」を参照してください.)その結果,私の成功率は75%でした.さて,この数字どう思われますか?......低いでしょうか?.......私達歯内療法専門医のところに紹介されてくる症例は,今まで歯科医師が一生懸命治療し,それでも治らず,腫れを繰り返しているような症例ばかりです.前医に「もう抜歯しかない」と言われたような症例もあります.そのような症例のなかで75%は問題なく治っているのです.また,残りの25%もすべて抜歯されたわけではなく,エックス線写真で影の大きさは変わっていないので成功とは言えないけど,症状もなくなり,口のなかでちゃんと機能している歯がかなりあります.

 歯内療法の分野では,成功率というのはかなり厳格な基準で評価していました.その評価では成功とは言えないが,歯はちゃんと機能している,つまり生存している歯がかなりあるのです.根管治療とインプラントの生存率は同じであるという報告もあります.であれば,当然自分の歯を残したいですよね.私達歯内療法専門医は皆様の歯を残すために全力を尽くしています.

 ブログを初めて1週間がたちました.おかげさまで多くの方がこのページにアクセスしてくれています.ありがとうございます.これからも,引き続き情報発信を続けていきたいと思いますので,よろしくお願い致します.


更新日:2010年10月24日

外科的歯内療法

 歯内療法専門医の仕事は,根管治療だけではありません.根管治療で治らなかった歯には,外科的歯内療法を行い,歯の保存を試みます.外科的歯内療法には,根尖切除術(歯根端切除術)と意図的再植術がありますが,いずれもマイクロスコープ(実体顕微鏡)を用いたMicrosurgeryで行います.

 実は,私も大学卒業直後は肉眼で外科的歯内療法をやっていました.肉眼では見える世界が限られてしまうので,成功率は60~70%というのが正直なところです.この成功率では,やっても再発を繰り返してしまうので,積極的に患者さんに勧めませんでした.患者さんに自信をもって勧められる外科処置は,やはり9割を越えなければなりません.現在我々が行っている外科的歯内療法(Microsurgery)は9割を超す成功率が報告されています.
 
 私が自分の家族に処置をするなら,迷わずMicrosurgeryです.これから外科的歯内療法を受ける方は,是非Microsurgeryを受けることをお勧めします.



更新日:2010年10月22日

歯内療法専門医とは

歯内療法専門医って何でしょう?


一人の先生がほとんど全ての治療を行うのが今までの日本の歯科治療でした.
もちろん,矯正医という専門医は以前からありますが,
最近では一般歯科医師も矯正治療を手がけるようになっています.


私が留学していた米国では,専門医制度が発達しており,
専門医同士の連携も緊密に行われていました.

私が目指している歯内療法専門医は,米国で知った優秀な歯科医師達です.
彼らは自分の専門分野のことについて十分な知識と技術を持っていますが,
それだけでなく他の専門医との議論にもしっかり対応できるように,
自分の専門以外の分野にも精通していました.
そして,歯科以外のことでも全てまじめに取り組んでおり,
とても尊敬できる人達でした.

我々日本の歯内療法専門医もかくありたいと考えております.



更新日:2010年10月19日

根管治療の成功率

 根管治療って知っていますか.歯科医師が説明する「シンケイをとる」という治療のことです.

 さて,この根管治療ですが,残念ながら成功率は100%ではありません.約9割という数字が報告されていますが,再治療になるほど成功率は低下していきます.

 なぜ,根管治療の成功率は低下していくのでしょうか?.....根管治療の目的は細菌感染を取り除くことですが,シンケイの入っていた根管というのは,とても複雑な形をしています.深くて複雑な部分に細菌が入り込んでしまうと,それを取り除くのは我々歯内療法専門医でも難しいのです.

 できるだけ治療を難しくしないコツは,治療中に絶対感染させないことです.唾液中には細菌が無数に存在します.細菌をいっぱい含んだ唾液が治療中根管内に入っていくようでは治りません.歯内療法専門医は治療中ラバーダムをし,器具はすべて滅菌したものを丁寧に扱います.再感染を防ぐことが成功への第一歩であると知っているからです.



更新日:2010年10月18日

院長 澤田則宏ブログ
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