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歯科用CTブーム?
先週末,日本歯内療法学会で発表をしてきたことは報告しました.
今回の発表はテーブルクリニックという形式でしたので,
30分の講演を2回行うというものでした.
通常の口頭発表ですと10分ぐらいの発表時間になるので,
テーブルクリニックは少し長めにお話できるというメリットがあります.
しかし,聞いていただく先生の数は限られてしまうのが難点です.
今回のテーブルクリニックでも座りきれない程の先生方が集まって下さいましたが,
はたして私の言いたいことが伝わっただろうか?
と心配しておりました.
しかし,その心配は無用でした.
ここ数日何人かの先生からメールを頂いております.
とても良いことが書いてあるので,
ここで一部紹介させてもらいます.
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先日開催されました日本歯内療法学会学術大会のテーブルクリニックにおいて
コンビームCTはどのようなときに撮影するかに関して
貴重な情報をご提供下さりありがとうございました。
本院ではコンビームCTが設置されている歯科放射線科に
検査依頼を行って撮影しておりますので、
歯内治療を行うとき、コンビームCTが手元にあって「手軽に」使えたら
どんなに便利であろうかといつも思っていた小生は、
先生のご講演を拝聴して、
もう少し冷静になる必要があるなと反省致しました。
マイクロスコープなどは患者さまへのデメリットは全くありませんが、
コンビームCTは患者さまの被曝という重大な問題があります。
撮影対象のガイドラインはぜひとも必要であると痛感致しました。
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先生のテーブルクリニックに大変感動しました。
かねてより最近のCTブームに悪のり(?)した
「なんでもCT撮影」の風潮に疑問を持っていました。
たしかにCTは我々のレントゲン写真のイメージを
変えてくれましたが、やはり被曝することには
間違いなく、その危険性はすぐに表れないだけに
検証のしようもなくうやむやに済まされると危惧
しています。 そんな現状に先生のような指導的
立場の先生から、しかも、CTを自院に備えている
にも関わらず、警鐘を鳴らされたのはとても勇気
ある、大きな意味のある講演でした。
心からの敬意を表します。
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このようにしっかり私の話を受け止めて下さる先生方いらっしゃることに,
私はとても勇気づけられました.
歯科用CT,画期的な装置です.
だからこそ,間違った使用をしないようにしていきたいと考えております.
エックス線写真ですから,被曝であることには変わりありませんが,
今問題となっている原発の被曝と,医療の被曝は違います.
エックス線写真を撮影するのには患者さんの同意が必要です.
そして,その被曝量以上に患者さんにメリットがなければ
その撮像自体が正当化されません.
むやみにCTを撮影せず,本当に必要な場面でCTを使用していきたいと思います.
当院では撮影前にその撮影が必要である理由を説明し,
患者さんの同意を得た上で,エックス線写真撮影を致します.
もちろん撮影したエックス線写真はしっかり隅から隅まで読影し,
その結果を患者さんに分かりやすく説明しています.
今回の発表はテーブルクリニックという形式でしたので,
30分の講演を2回行うというものでした.
通常の口頭発表ですと10分ぐらいの発表時間になるので,
テーブルクリニックは少し長めにお話できるというメリットがあります.
しかし,聞いていただく先生の数は限られてしまうのが難点です.
今回のテーブルクリニックでも座りきれない程の先生方が集まって下さいましたが,
はたして私の言いたいことが伝わっただろうか?
と心配しておりました.
しかし,その心配は無用でした.
ここ数日何人かの先生からメールを頂いております.
とても良いことが書いてあるので,
ここで一部紹介させてもらいます.
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先日開催されました日本歯内療法学会学術大会のテーブルクリニックにおいて
コンビームCTはどのようなときに撮影するかに関して
貴重な情報をご提供下さりありがとうございました。
本院ではコンビームCTが設置されている歯科放射線科に
検査依頼を行って撮影しておりますので、
歯内治療を行うとき、コンビームCTが手元にあって「手軽に」使えたら
どんなに便利であろうかといつも思っていた小生は、
先生のご講演を拝聴して、
もう少し冷静になる必要があるなと反省致しました。
マイクロスコープなどは患者さまへのデメリットは全くありませんが、
コンビームCTは患者さまの被曝という重大な問題があります。
撮影対象のガイドラインはぜひとも必要であると痛感致しました。
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先生のテーブルクリニックに大変感動しました。
かねてより最近のCTブームに悪のり(?)した
「なんでもCT撮影」の風潮に疑問を持っていました。
たしかにCTは我々のレントゲン写真のイメージを
変えてくれましたが、やはり被曝することには
間違いなく、その危険性はすぐに表れないだけに
検証のしようもなくうやむやに済まされると危惧
しています。 そんな現状に先生のような指導的
立場の先生から、しかも、CTを自院に備えている
にも関わらず、警鐘を鳴らされたのはとても勇気
ある、大きな意味のある講演でした。
心からの敬意を表します。
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このようにしっかり私の話を受け止めて下さる先生方いらっしゃることに,
私はとても勇気づけられました.
歯科用CT,画期的な装置です.
だからこそ,間違った使用をしないようにしていきたいと考えております.
エックス線写真ですから,被曝であることには変わりありませんが,
今問題となっている原発の被曝と,医療の被曝は違います.
エックス線写真を撮影するのには患者さんの同意が必要です.
そして,その被曝量以上に患者さんにメリットがなければ
その撮像自体が正当化されません.
むやみにCTを撮影せず,本当に必要な場面でCTを使用していきたいと思います.
当院では撮影前にその撮影が必要である理由を説明し,
患者さんの同意を得た上で,エックス線写真撮影を致します.
もちろん撮影したエックス線写真はしっかり隅から隅まで読影し,
その結果を患者さんに分かりやすく説明しています.
意図的再植術の術式 (日本歯科評論6月号)
歯内療法診療ガイドライン
Sawada Selection 2018
ある先生からのお手紙
第38回日本歯内療法学会テーブルクリニックの資料
歯内療法学会誌論文掲載
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更新日:2011年08月03日